「しあわせの理由」2004/11/04

グレッグ・イーガン著

時に言葉はマシンガンの弾丸となり、またある時は鋼鉄のハンマーになり、脳を揺さぶらんばかりの衝撃波となる。有無を言わせない言葉の羅列に横っ面を叩かれる気分を味わえる短編集だった。

「仮想空間計画」2004/11/04

ジェームズ・P・ホーガン著

読むと前半はひたすら何回も頭がリセットされます。いやマジで。
氏の特徴で後半に進むに従って「ホップ、ステップ、ジャーンプッ!(←誉めてます、笑)」と凄いスピードでストーリーが進んでいくので、前半のスローテンポを乗り切れば、ギブスンとは違うサイバーパンクの切り口として面白い作品だった。

「永久帰還装置」2004/11/04

神林長平著

人の「記憶」は「意識」は「認識」は「存在」は何をもってそれを証明するのか?
自分が今ここに実在する事を否定するとどうなるのか?
選択は本当に自分がしたものなのか? それとも他の誰かにそれを選ばされかのか?
主人公達と一緒に謎を追っていくのがとても楽しい作品だった。

「不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ」2004/11/04

パトリック・オリアリー著

生の永遠の牢獄か、死の解放か?
選べ。願え。そして心から叫べ。鳥は耳を澄ましてそこに居る。
てな感じのミステリー(半分ホラーっぽい)
初読みだがP・K・ディックの後継者と呼ばれている作家さんらしい。
記憶力勝負(笑)のミステリー好きにはお勧め作品。

「過負荷都市」2004/11/04

神林長平著

ある意味戦隊物……と言ったらファンの方に怒られるだろうか?