「道士朗でござる」(少年漫画)2005/07/31

西森博之著 「道士朗でござる」 http://websunday.net/rensai/set_dosiro.html (週刊少年サンデー連載中)1巻~5巻 毎週サンデーを買っているにも拘わらず、殿の漢前度に我慢できなくなって、漫画喫茶に読み返しに行ったですよ。 (コミックスを買わないのは単に置く場所が無いから、涙)

ここ最近、「殿にはもう道士朗は必要じゃ無いんじゃないの」という感想をあちらこちらで拝見しますが、いやいやどうしてコミックス派の方々は本当に細かい所までしっかり読まれています。

『殿やサータンがあそこまで恰好良くなったのは、道士朗と会って変わったからでしょ』

 言われて読み返すとたしかに「自分は弱いからと」何を見ても知らぬ存ぜぬをしてきた殿が、ムチャクチャな武士道を通そうとする道士朗に出会って、自分が頭を使って(正しく)動かなければ何の解決にもならないと決心して以降なんすよね。

おなじくサータン(他にどう呼べば良いんだ?)が男としてけじめを付け、筋を通す様になったのも道士朗と出会って勝負をし、負けた後に道士朗から「クズ」呼ばわりされ、「何故おぬしは変わらないのだ」と一喝されてからんすよね。

そう考えると「道士朗でござる」の主人公はやっぱり道士朗なのかなーと思いそうですが……。

自分にはやっぱり「殿が主役」に見えるっすよ(笑)。 だって世界の中心に殿居るし、あれが一人称小説なら絶対殿視点やもん(笑)。

毎週続きを読むのが楽しみな作品が多いのは、やっぱし週刊誌の醍醐味っすね。

村田健について2004/06/02

喬林知著
「今日からマ王!」シリーズより

16歳、都内有名進学男子高校に通学中。自宅は埼玉県。
サッカーファンで「歳幾つだ?」と聞きたくなる寒い親父ギャグを飛ばす明るい少年。
眞王と唯一同等の存在、眞魔国創国の父、双黒の大賢者の転生した姿。
現世は主人公の第27代眞魔国王+野球好きの高校生、渋谷有利の親友的存在。
大賢者と呼ばれた頃から約4000年間何度も転生を繰り返し、その記憶を全て持つ、有利を助ける(操縦とも言う)為に生まれた存在。
「記憶が有るだけで僕は只の村田健」だと断言している。

切なくてしょうが無い。
本来なら消される前世の記憶を全部抱え、魂だけの存在だった頃の記憶も持ち、生まれてからずっと有利に出会える時を待ち続けて、幼少時に「将来、この子と友達になれる」と魂時代の守護者から貰ったのは(母親の趣味で)女装している3歳時の有利の写真。
可愛い女の子だと信じて、実は何年間もすげー期待(爆笑)をしていたんじゃないだろうか。
小学6年生の時に通った塾で有利と(多分)初遭遇。
超ショートヘアの野球少年有利と出会った時の村田健のショックはいかほどだっただろう(更に大爆笑←鬼)。
塾帰りに寄ったラーメン屋、よく行くコンビニ、本屋、通る公園まで同じで、ずっと有利の事を見続けているのに気付いて貰えず、中学の2、3年では同級生。
友達と言えるほど親しくなれないまま卒業。
有利が自分に気付いてくれる時が来るのかと不安に思いながら待ち続けて、別々の高校に入学した1ヶ月後、不良に絡まれてる所を有利が助けに来てくれて再会(ここから第1巻のストーリーが始まる)。
有利が魔王だと出会った時から知っていても、異世界に行って帰ってきた後も、自分が何者かを怖くて打ち明けられずに友達になって、自分はサッカー好きなのに有利の作った草野球チームのマネージャー(みたいな事)まで引き受ける。
もうね、凄いよ。本当に凄いよ、ムラケン。
現在はのび太(有利)とドラえモン(村田健)な関係(すぐ頼る有利を怒って良いぞ、ムラケン)。

最新章では、魔力スイッチ+増強剤村田健無しで有利は異世界に1人でスタツア。
魔力が使えない神族の国へ向かうって「いくら護衛にヨザックが居ても(コンラッドも入れてやれよ>自分)大丈夫なのか?」と思わず「ムラケンを召喚しろ!」とやきもきしながら続編が出るのを待つ。
……本当に村田健ばかり見てるなぁ(苦笑)>自分