「楽園の泉」2004/11/04

アーサー・C・クラーク著

自分が知る限り1度も見たことの無い物を正確に読者の脳裏に映し出し、情景描写の表現が最も美しいのは氏の作品である。
ベタ誉めかもしれないが、1度氏の作品を読めば納得して貰えると思う。

「過負荷都市」2004/11/04

神林長平著

ある意味戦隊物……と言ったらファンの方に怒られるだろうか?

「不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ」2004/11/04

パトリック・オリアリー著

生の永遠の牢獄か、死の解放か?
選べ。願え。そして心から叫べ。鳥は耳を澄ましてそこに居る。
てな感じのミステリー(半分ホラーっぽい)
初読みだがP・K・ディックの後継者と呼ばれている作家さんらしい。
記憶力勝負(笑)のミステリー好きにはお勧め作品。

「永久帰還装置」2004/11/04

神林長平著

人の「記憶」は「意識」は「認識」は「存在」は何をもってそれを証明するのか?
自分が今ここに実在する事を否定するとどうなるのか?
選択は本当に自分がしたものなのか? それとも他の誰かにそれを選ばされかのか?
主人公達と一緒に謎を追っていくのがとても楽しい作品だった。

「仮想空間計画」2004/11/04

ジェームズ・P・ホーガン著

読むと前半はひたすら何回も頭がリセットされます。いやマジで。
氏の特徴で後半に進むに従って「ホップ、ステップ、ジャーンプッ!(←誉めてます、笑)」と凄いスピードでストーリーが進んでいくので、前半のスローテンポを乗り切れば、ギブスンとは違うサイバーパンクの切り口として面白い作品だった。