「揺籃の星」2005/10/15

ジェイムズ・P・ホーガン著

三部作の第一作目

 まず、あなたがこれまで学んできた全ての天文物理学、太陽系の歴史は全て忘れましょう。
カール・セーガンもアシモフも完全に忘れましょう。
それが無理なら、あなたにとってこの本はただの「トンデモ話」で終わります。

 もし、上記の事が全て可能なら是非この本を手に取って読んでください。
あなたの前に偶然の幸運以外、何も味方をしない「サバイバルアドベンチャー」の世界が待っています。

……と、珍しくレビューっぽいコトを書いてみたりして(笑)。

ぶっちゃけて言えば、
「絶対に有り得ないだろ。これ!」
と冒頭シーンで思っちゃった人には、その段階で読むに耐えられないと思うんすよね。
「(作者ですら説明を放棄した)ソコんとこは目をつぶってあげよう」
と思えた人には滅茶苦茶面白いエンターテイメントアドベンチャーSF(?)小説です。

何でSFの後に(?)が付くかというと、
……読めば解ります(笑)。

許容範囲の非常に広いあなたへ。
多少(?)「有り得ない」設定が出てきてツッコミを入れるコトが多くても、
とにかく面白い話が読みたいとお思いなら、この作品を強く勧める。

注)これでもメッチャ誉めてます。理論を越えてこの小説は面白い。

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